- 前庭疾患はどんな風に回復したの?
- 実際の経過も知りたい!
- 食欲不振だから工夫を聞きたい!
- 運動面の回復に時間かかるの?

病院のまとめとかはチェックしたけど…
どう回復していくのか不安!!
皆様は前庭疾患(前庭神経炎)をご存じですか?
猫や犬もなる病気です

愛猫が前庭疾患になったら不安ですよね
すでに獣医師監修の記事等
色々調べた人もいるかと思います
愛猫こはくも前庭疾患になったことがあり
不安な気持ちはよく分かります
獣医師監修の記事を見た次は
実際の経験談が知りたくなるんですよね…

飼い主からの情報や工夫
実際の経過も知りたいですよね
そんな他の方のために
このブログで当時の経過を書くことで
記録として残しています
この記事では今までのまとめとして
こはくがある程度の回復まで
どのように至ったのか
項目ごとにまとめていきます!
- てんかん
- 眼振(目が動く)
- ふらつき
- 運動面
- 発熱
- 食欲不振

項目は6つです
また、経験の中で
- 工夫したところ
- 気付いたところ
もありました
他の記事リンクも付けて
まとめています
猫ちゃんにより差があると思いますが
「こんな感じで回復してきた猫もいるんだ」
と参考になれば幸いです
【てんかん】3日で回復

てんかんに関しては
最初の頃しか起こっていません
1~3日 どんな状況か
- 1日目
- 寝ている時
- 夜中のためいつかは不明
- 2日目
- 食事中
- チュールのため高揚していた
- 3日目
- 薬を飲ませた時
- 初めてのシリンジで暴れていた
こちらのまとめのように
てんかんに関しては
約3日間でした
1日目に関しては可能性です
2・3日目のてんかんで
獣医師からの判断です
発作になった状況の詳細
てんかんに関しては
下記リンクで状況をまとめています

【2日目の場合】
隠れていたのが落ち着き
チュールを食べている時でした
食事できない中
これは食べられるという状況でした

高揚してしまったためかも?
【3日目の場合】
シリンジで薬を初めて与えた日です
1人が体を押さえ
もう一人がシリンジを使う状況でした
私たちも手間取りながらの対応で
不慣れな中水分が口に入ってきたため
かなり興奮していました

状況を鑑みると
どちらもこはくが興奮しています
このようにてんかんの症状は
興奮する時が多いように感じました
その後はステロイドで様子見
てんかんについては
今の所序盤の数日のみです
ただ薬も同じ量を飲み続けているので
量が変わった場合は
発作が出るかもしれません…
【後日談】

その後てんかんの発作は
出ませんでした
重症筋無力症になってからは
常にステロイドを服用することに
なりました
【眼振】4日で落ち着いた

眼振に関しては
てんかんを除けば
一番最初に落ち着きました
流れとしては下記の順番です
1~4日 回復の様子
- 発見時
- 一番激しい動き
- 動き方は左右
- 病院後
- 補液の使用
- 揺れが落ち着く
- 2日目
- 朝に少し見られる
- 午後から落ち着く
- 4日目
- 眼振が落ち着く
- その後
- 興奮状態で一瞬出る日はある
- ほぼ回復へ
眼振の気になる詳細は?
波があるものの
順調にすぐ回復しました
【1日目】
発見当時が
一番動いていました
動きはこちらです
- 左へ目が動く
- 右へ戻す

左右に揺れる動きですね
病院で診てもらった際に
補液や対応をしてくださり
その後揺れが落ち着きました
【4日目】
獣医師から4日目でこのように
お話をいただきました

順調に眼振が落ち着いてるね!
その後も病院に行ったときには
- 都度チェックをしてもらう
- 眼振があればいつ頃なったのか伝える
このように連携を取りました!
目の揺れはめまいのようなものです
食事や運動にも関わるので
早い回復だと嬉しい所ですね

実際に眼振があるとないでは
食欲にかなり差があります
その後は…
一瞬の眼振はありましたが
下記の時くらいでした
- 食事の時
- 嬉しい時
- 病院に行く恐怖の時
それもごく僅かな揺れで
よく見てやっと分かるレベルです
てんかん発作の時と同じ
興奮したタイミングだったので
そこが気になるところでした

目ではなく
首の揺れがある時も…?!
眼振は起きないものの
首が揺れる様子も何回かありました
「これは眼振?」
と思うことがありましたら
念のため動画撮影がおすすめです
【ふらつき】日により時々みられた

ふらつきは日によって出るものの
徐々に回復していった感じです
3週間ほどで落ち着きましたが
その後もほかの症状に合わせて
出ることもありました
1~9日目 回復の様子
- 1日目
- 動くと横転する
- かなりふらつく
- 病院後
- 朝より落ち着く
- ふらつきは強い
- 3日目
- 悪化
- すぐ横転する
- 4日目
- 前日より多少回復
- 9日目
- ある程度ふらつかなくなる
最初の頃から
1週間と少しで
ふらつきが改善していきました

眼振がよくなるにつれ回復に向かいました
寝たきりにはならない?

発症からずっと寝たきり…
なんてことにはならない?

ふらつきが落ち着くと
少しずつ動き始めましたよ
何日も寝たきりということは
有りませんでした
3日目は少し悪化しましたが
めまいに合わせ
筋力の低下が見られたのが
原因と踏んでいます
動いていない初日と2日目で
筋力も落ちていたのです

体を支える力が落ちてたんですね
序盤はかなり横転しそうになります
何もない所でも横転するので
- 固いフローリング
- ぶつかって痛そうなものの近く
こちらは注意が必要です
ゲージ内の2段目・3段目も危険です
また落ちる可能性がありました
そのため我が家は早々に外して
安全性を確保する方を優先しました

様子をしっかりみて
安全確保をしましょう
ある程度眼振がなくなると
通常のように動き回る猫ちゃんもいます
治りきるまでは
動きを気に掛けて欲しいなと思います
その後は…
- 21日目
- 運動面を伸ばし始めた
- 若干見られる程度
- その後
- 斜頸が出た時
- それでもほんの少し
本格的に動き始めた時は
症状が少し見られました
動かなければ楽そうでしたが
動くと頭を動かすことにもなるため
よりふらついた感じです

筋力が戻るとふらつきも収まりました!
ジャンプまでは時間が必要ですが
運動面に関しては
猫のペースに合わせて動いている所を
見守ってもらえたらと思います。
【斜頸】日によって若干あり…後遺症?

場合によっては
後遺症として残る
と言われる斜頸です
この1か月半で傾く日もあれば
ない日もあり…
今では時折すこし傾くくらいです
1~4日目 どんな様子か
- 1日目
- ふらつきあり
- 首が曲がる
- 病院後
- 多少首がすわる
- 2日目
- 首の揺れがすこしあり
- 4日目
- 首の揺れが落ち着く
まず1週間ほどで
ある程度
傾きが落ち着きました
おおよそ前庭疾患だった場合の
回復と合っていました
すぐ回復ししばらくなかったので
「治ったー!」と感じたのですが…
2週間後くらいに何回か出てくるように
斜頸が出るときも日によって違い
「これが理由かな?」
と思う傾向もわかりました
首のかたむきが再発したタイミングは?
- 13日目
- 斜頸は午前中
- 左下に45度傾き
- 前日は遊んで体力を使う
- 17日目
- 斜頸は1日中
- 左下に90度傾き
- 夜の熟睡タイムが崩れた
- 21日目
- 探索後に少し傾く
- 体力が減ったタイミング
- 33日目
- 夜に初めて傾く
- 日中の睡眠が足りてない
傾向を見ていると
- 体力がなくなってきた
- 睡眠が十分とれていない
時に症状が出ています
21日はいっぱい動いた後ですし
33日は夜たっぷり遊んだり
外を眺めていました
下記のリンク2つは
動いて体力がなくなっていたり
睡眠不足だったりした時のものです



日頃観察していく中で
斜頸の時は睡眠が足りていないと感じました
こはくの場合なだけかもしれませんが
体力を回復するために
睡眠は気にしていきたい所ですね
元気に過ごすために
質の良い睡眠を
とってもらいたいですね
猫ちゃんのためにもストレスのない環境が
大事になってくると思います
【発熱】暑い日に熱を出していた

猫の発熱はやはり怖いですよね
熱中症だけでなく
他の病気な場合も隠れています
こはくの場合は一回目の発熱で
病院へ行った際に血液検査をしました
結果たんぱく質の数値だけ高いこともあり
FIPの可能性もあることを
獣医さんから示唆されました

最終的には数値が微妙ラインで
判別がつきませんでした


こちらでFIP疑惑と結果の記事もまとめています
発熱に関しては傾向がありました
発熱の傾向は?
- 18日目
- 猛暑日
- 41度の発熱
- 19日目
- 病院で解熱剤使用
- 体温下がる
- スポットクーラー導入!
- 36日目
- また猛暑日
- 40度の発熱
- 37日以降
- エアコン導入!
- 発熱も落ち着く

ちょっとまったエアコンは?!

実は例年そこまで暑くない地域で…
地域内でも当時稀に見る気温の高さになったんです
どちらも猛暑日に発熱していました
地域としては猛暑はかなり珍しく
そも28℃以上超えるのすら稀でした
室内は28℃台をキープしていましたが
湿気がすごかったです

猫は気温より湿度の方が弱いんです…!
ずっと70%以上だったので
相当きつかったんだと思います…
初めての発熱後
移動式クーラーを導入すると
少しずつ元気と食欲が戻りました
下記のリンクでは
移動式クーラーのメリット・デメリットや
使用時後の様子も書いています


はっきりした診断は受けてませんが
熱中症に近いのかもしれません
運動面がまだ回復していなかったので
自由に動き回れる状況でなかったのも
痛かったです
エアコンが付いてからは猛暑日もすぎ
快適な室温・湿度になったので
過ごしやすかったですね
エアコンを取り付けた下記のリンク以降
熱を出すこともなくなりました

【運動】自然治癒まで一番時間がかかった

獣医師さんから
運動面は一番時間がかかる
と伺っていました
一週間の様子
- 1日目
- 後ろ足に力がない
- 2日目
- 少し足の踏ん張りが利く
- てんかん後
- 足取りがおぼつかない
- 状態が1日目に戻る
- 4日目
- 体を起こす動き
- 前足は力が戻る
- 6日目
- 少しだけ素早い動き
一度ほぼ動かなくなったので
筋力が落ちてしまいました
前足はまだ支えになったり爪とぎしたりと
辛うじて筋力を残していました。
ですが後ろ足の筋力が一気になくなって
一時期心配になるほどの細さでした
後ろ足の筋力がなくなることで
ジャンプもできなかったです
登りたそうにする様子もありましたが絶対着地に失敗すると目に見えてる感じでした。
2週間目から徐々に治る兆候
- 12日目
- 筋力が戻ってきた?
- 少し足が太くなる
- 14日目
- 前足を添えて高い所へ上る
- 23日目
- 歩きがしっかりしてきた
2週間目で少し高い所なら
登れるようになりました
椅子やソファの上といったところに
補助をしながら登っています

詳しく動きを書いた記事もあります
器用にソファへのぼる様子です

ちなみにこの時期ジャンプは
まだ見られませんでした
こはくは猫の中で中型の体長なので
そこまでジャンプなしで行けました

子猫など小さな子は
のぼるまでにもう少しかかるかも?
3週目には歩きに左右ふらつく感じもなく
前庭疾患前の歩き方に変化しました
1か月半でやっと走り回って運動会…!
発熱等あったのも理由ですが
やはり運動面は長期的に見る必要があります
【食欲】ほかの項目と連動していた

食欲に関してですが
- 眼振
- ふらつき
- 斜頸
- 発熱
等ほかの項目に合わせて
量が増減していました

一週間目は前庭疾患の状態に合わせ
回復していきました
斜頸がまた出てきた時にまた減り…
発熱後の食欲も減り…
という風に変化しています。
1~7日目 一週間目の食欲はどうか
- 1日目
- ほとんど食べない
- 2日目
- 少しカリカリを食べる
- 3日目
- 水分も食べ物も食べない
- 眼振・斜頸が悪化していた
- 4日目
- 強制給餌を行う
- 刺激され自発的に食べる
- 7日目
- 水分量が少な目
1週間は眼振・斜頸が落ち着くと共に
食事量なども増えてきました

目を回してる状態ですから
食べるのがしんどかったんですね
お水に関しても
固形より液体の方が
摂取しにくいためでした
「じゃあ自分から食べるまで様子を見ていいのか」
と言われるともちろん違います
猫は絶食状態が続くと
腎臓などほかの内臓に負担がきます
また獣医さんからは少しでも食べて
体力につなげることもお話されました
強制給餌は実際の体験を元に
工夫をまとめた記事もあります

強制給餌はしたくないと思いますが
猫のために心を鬼にして
やっていってほしいと思います
下記のリンク以降
少しずつ食欲が戻る兆しが見えました


こはくの場合ですが、この後食欲が戻ってきました
胃が刺激されたのかもしれませんね!
水分に関してですが
ウェットフードで水分量を調節することで
必要量をキープしていきました
水のみを飲むまでに時間がかかったので
ウェットフードの利点を生かして
水分補給をしていきましょう!
13日目~ 斜頸や発熱で食欲がまた落ちる
- 13日目
- 斜頸あり
- 食欲が少し落ちる
- 16日目
- 寝るのが優先
- 小分けで食べていた
- 18日目
- 発熱あり
- 食べられなかった
- 20日目
- 室温が下がる
- 食事量が増える
- 38日目
- 斜頸が出る
- ほぼ食べない
- 40日目
- 食欲が戻る
斜頸や発熱等
体調不良になってしまうと
それに伴い食事量が減っていました
やはり猫にとって食欲不振は
バロメーターになっているようです

猫は我慢する生き物なので
食事量も気にして判断にしたいですね
斜頸があると食べにくい
という理由もあります
猫にとっては首が斜めのため
食べにくいのです

18日は猛暑日でした
人間も猫も暑いと食が進まない…
猫も夏バテで食欲のない時もあります
こはくの場合高熱が出て
病後と暑さのダブルパンチを食らいました
病院から退院サポート食をいただき
こちらを給餌していました
下記のリンクにて
その時の様子もまとめています


退院サポート食にも大変お世話になりました…
水分も全然飲もうとしなかったので
ウェットフードに助けられました
出来るなら夏場は1食分でも取り入れ
十分水分を摂れるようにしたいですね!
「ウェットフードどれを選ぼう?」
と考える方もいると思います
重要視したいことを決めて選ぶと
選びやすかったですよ

ウェットフードの重要視・ポイントは
こちらにまとめています!

食事に関しては工夫したやり方もまとめました
気になる方は下記のリンクへどうぞ!

前庭疾患はどのように治るのかまとめ

前庭疾患(前庭神経炎)の検索結果は
「どんな病気か」
「どんな症状があるか」
という獣医師監修のものが多いです
もちろん監修されたものも見たいですが
「実際の治っていく経過」
が気になる人もいるはず!
と思いこの記事でまとめました
猫ちゃんや疾患になった時期によって
治る具合も変わるとは思います

治るまでに時間がかかる猫もいることを知ってほしいです
こはくの場合は
治りかけに発熱やらほぼ絶食やら
色々なものが重なってしまいました
見ていただいた飼い主さんや
猫ちゃんのためになるものが
出来ていれば嬉しいです
【 追記 】
落ち着いて1か月半
再発と考えられる症状がまた出てきました…
また経過を載せていきます

回復と悪化を繰り返す中で
重症筋無力症の可能性が浮上しました
いきつくまでにかかった期間や
経緯・検査時の様子をまとめています

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