飼い猫であるこはくが前庭疾患や高熱になってしまい、病院選びの大事さをひしひしと感じました。
かかりつけの先生には今回のことでたくさんお世話になり、心から「この病院にしてよかった!」と思える人でした。

急な対応など、本当にお世話になりました!
素敵なかかりつけの先生にあえて良かったと思っています
我が家の病院選びが猫を受け入れようと考えている方のためにならないか、と思い「ここ大事だな」と感じたポイントをまとめてみました!
獣医さんとの相性が自分に合う
治療方針に納得できるか
前庭疾患で獣医さんと沢山やりとりする中で「この人になら任せて大丈夫」と信頼できたのはとても大きかったです。
その病院によって獣医さんの考えが異なってきます。
こはくのかかりつけ医の場合は「経験豊富で、飼い主と動物たちのために最善と負担をしっかり考えてくれる先生」というのがポイントでした。
症状を見て経験も元に可能性のある病気を考えてくれます。
血を抜いたりするのは動物たちの負担になると考え、必要だと判断した場合のみ行ってくれます。
飼い主の相談を聞き、一つ一つ答えてくれます。
症状に関し断定的な言い方をせず、「可能性」として伝えてくれます。
こういった先生の考えが伝わり、信頼できる獣医さんだと感じました。
この治療方針は獣医さん一人一人違ってきます。
例えば下記のように
- 大きな病気を早期発見できるようすぐ検査をする先生
- 専門的な機械を導入している先生
- 症状を診て、はっきり可能性のある病気を伝えてくれる先生
- 飼い主の気持ちに寄り添ってくれる先生
など色々なスタンスの方がいます。
また飼い主さんの考え方や求めるものも違います。
- 高度な医療が受けれれる病院が良い方
- リーズナブルな病院が良い方
- 病気の説明をしっかりしてほしい方
- ペットを長時間待たせないよう予約制の病院が良い方
飼い主側も色々な求めるものがあります。
獣医さんと飼い主さんのスタンスが違うと食い違いが起きてしまいます。
そこが合わず違う病院を選ぶ選択肢も出てくる、ということです。
こういったところは人間のかかりつけ医を選ぶのも猫のかかりつけ医を選ぶのも似通った所があると思いました。
まずは自分がどこを重要視したいか考えてみるのもポイントです!
説明をしっかりしてくれるか
こはくのかかりつけの獣医さんは毎回「最近の様子はどうですか?」と色々様子を聞いてくれます。
家での様子を伝えると「大丈夫そうだね」「食べられているようだね」と視診・触診を進めてくれます。
気になることは状況を伝えると「こう変更してみようか」としっかり相談に乗ってくださります。
以前かかりつけ医さんの説明を聞いて安心したことがありました。
前庭疾患にかかって数日後に詳しい検査の相談した時です。

大きな病院で検査した方がいいんでしょうか…

検査出来るけど時間も負担も大きいからね
実はすぐ勧めなかったのはこんな理由があるんだ
と、精密な検査をするまでに期間がかかることと、それまでに治っている可能性の方がとても高いことをしっかり説明してくれました。
理由を聞くと「なるほど!その考え方だから一週間様子を見る方針にしたんだ!」と納得しました。
この件の詳しい話についてはこちらのリンクにも書いています。

相性にもつながってきますが、説明をどのようにしてくれるかは一つのポイントだと思います。
口コミ・評判も加味する
我が家では周りに犬や猫を飼っている方がいました。
その方々から「ここの病院いいよ!」と雰囲気や費用、先生の方針など色々聞くことができました。
初めての病院にポンと行くよりは、色々調べて確認を取ってみるのも一つです。
どんな治療をしたか、どんな対応をしてくれたか書いてくれている口コミもあります。
このように口コミや評判から知りたいことを情報収集するのもポイントです。
ネットでは病院のホームページがあるかと思いますが、場合によってはFacebookだけなど簡潔に作られた場合もあります。
身近に動物を飼っている人からお勧めの病院を聞いてみましょう!
自分が重要視したい所をしっかり考えられていれば比較も出来ますよ。
獣医さんの経験値はどうか
病気で通っているうちに「この先生すごいな」と思えるところがたくさんありました。
一つは錠剤や給餌の仕方です。

錠剤ね、こうやってこうすればすぐ飲んでくれるよ
(スッ、スッ、ポン)

『一秒かかってないのでは…?!』
驚くほど速く、あっという間に終わっていました。
この飲ませる時の手際の良さを見てかなりの経験があるのだと実感することができました。
ちなみに錠剤のやり方も教えてくださいました。
とは言っても初心者なので悪戦苦闘したわけですが…。
もう一つは経験も加味して症状を考えているという点です。
こはくは高熱の時に行った別の病院で、血液検査の結果からたんぱく質が高いと言われました。
「水分量は減ってないのにタンパク質だけ高い」
「場合によってはFIPの可能性も…」
と言った別病院の先生も、数値と症状でその可能性を考えたのはすごいと思います。
かかりつけ医の場合は血液検査の結果を見たうえで

念のため検査しますか?
希望されるならレントゲンや抗体値検査もします
と調べてくれました。
数値と今までのこはくの様子、経験からトータルしてあくまで可能性の一つとして考えてくれたんだなと伝わってきました。
かかる費用
診察を含めた料金
猫や犬は高額な医療費になります。
飼い主としては、なるべくならリーズナブルな方が嬉しい限りです。
我が家の場合は料金に関しては優先順位が低いながらも、手頃な診察料金を出してくれるかかりつけ医に出会えました。
こはくが高熱を出してしまった日が日曜だったので、いつもと違う病院にかかりました。

あ、かかりつけは診察料とかを値段お手頃にしてくれているんだ…
と病院を比較することでスタンスの違いや、それに伴ったかかる費用の違いを感じました。
こはくが通っている所は病院内に張り紙形式で料金表が乗っていますが、きちんと病院のホームページに料金表として記載しているところもあります。
その病院ごとに初診料もワクチンも微妙に値段が異なっている印象です。
料金に関してはホームページを参考にしながら比較してみると良いですね。

値段は多少の違いですが…
すぐに検査する病院はその分料金がかかってきます
診察時間について
夜までやっている病院や休日もやっている病院など、いろいろあります。
何かあった時に年中無休だと嬉しい方もいるでしょうし、飼い主のお休みに行けるようにしたいと考える人もいますよね。
こはく自身も急な発熱で日曜にやっている病院に行き、とても助けられました。
メインになるかかりつけ医とは別に、日祝対応できる先生を見つけておくのも手だと感じました。
そのほかのポイント
立地条件
緊急の時のためにも、なるべく家から近い方が助かります。
遠いとそれだけペットに負担をかけてしまうことにもなります。
また、人によっては「遠くてもいいから信頼できる先生が良い!」という考えの方もいると思います。
自分が使える移動手段も考慮しながら選んでいきましょう!
病院の雰囲気
清潔か、物は整頓されているか、勤めている人がどの人も好感を持てるか etc…
病院内の雰囲気もそれぞれ違います。
実際に行かないと分からないところでもありますが、情報収集して行ってみましょう!

あと、これは自論なのですが…
人の入れ替わりが激しいと不安にはなります
人の入れ替わりが多いと「引継ぎちゃんと出来てるかな」という思いは出てきます。
そのように考えると長く勤めている方がいることでの安心感はやはり違いますよね。
また、あまりにもコロコロ人の入れ替わりがあると「職場として難ありなのでは…」と感じてしまいます。

実は以前勤めていた職場の一つが人の入れ替わりが激しすぎてアウトな所でした
人がコロコロ変わるとやはり細かな所の漏れなどは出てきます
人がすぐ変わる職場は、結果的に雰囲気が悪い場合もあります。
そして急を要する病気で不安になっている中、雰囲気が悪い病院には行きたくないのが本音です。
行くなら雰囲気が良い病院を選びたい所ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
大事な家族と長く過ごすためにも、自分に合ったかかりつけ医がいるととても心強いです。
ここを重要視したいとしっかり考えた上で、口コミ・評判も参考にしながら探してみましょう!
【追記】
病院の選び方について載っている初心者本や医療トラブルについて詳しく載っている本を発見しました!
随時更新している記事になりますので是非見てみてください。

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