落ち着くまでの流れを時系列に書いていこうと思います。
こちらは前回の体調不良の経過です。
発作のような痙攣が見られ、てんかんではないかと診断されました。
落ち着くまでの流れを時系列に書いていこうと思います。
≪ 〇 ≫と書かれているものは〇日目のまとめになっています。
こはくの場合のてんかんはどうだったか、てんかん後の発作で不安になったこと4つをまとめ、同じ症状がでてしまった飼い主さんとの気持ちの共有などしていきたいです。
一つの事例として、同じ症状が現れた猫ちゃんのための参考になれれば幸いです。
≪ 2 evening ≫ 急なてんかんの発作
薬を上げるために、何とかして飲んでほしくてチュールを使っていました。
落ち着いてきたのかゆっくりとソファ下から出ることも出来、少しずつチュールをなめている間に急な反応がありました。
急にガタガタっと転げたかと思うとビタンビタンと体を動かし、あちこち転げまわっていたのです。
これは様子見しちゃダメなやつだ!!
そうだね、この動き方はダメだ…!
すぐ病院へ行こう!
家で待機していたのですが、気が気でなく無事を願うしかできませんでした…。
- 転げまわるてんかん発作の動き
- この時の発作時間
- 発作後の動きについて
てんかんは個人差もあるため一概に一緒とは言えませんが、こはくの場合をお伝えします。
その中で私が「できてなかった…!」と思ったり考えられる不安要素を出していきます。
①てんかんの発作のような動き。転げまわる動きをしていた。
チュールをあげていたのはこはく父で、私は一瞬目を離していました。
こはく?!
えっ、今の大きな物音なに!?
こはくの方を向いた時には仰向けに転がり手足をバタバタさせるこはくが目に飛び込みました。
こはく自体も訳が分からなくなっていたのか、頭をぶんぶん振り回します。
反応の仕方としてはてんかん発作のようでしたが、パニックになっているようにも感じました。
②時間としては10秒にも満たない感じ。
てんかんだと猫ちゃんによって個人差も大きい所かと思います。
今回のこはくの場合はあっという間に起こって、あっという間に終わりました。
あっという間だったので手元にスマフォがなく、記録を残せませんでした…。
可能であれば動画を撮影して記録に残すと良いです。
ある程度回数が増えてくると自然に発作が起こるタイミングや状況が分かると思うのですが、最初のうちは動揺してしまいます。
ちょっと形は違いますが、私の母もてんかんを持っています。
母が発作を起こした時は、お医者さんに見せたり判断を仰ぐために定期的になった時の撮影をしていました。
当時動画を撮影することで
- 病気の判断材料になる
- 動画で様子を振り返ってより安全確保しやすくなる
- なりやすい時間・状況・てんかんの傾向などが分かる
といったメリットがありました。
可能であれば動画で様子を取るようにしてください。お医者さんに見せれば判断材料の一つになります!
個別な対応もあるかと思いますが、基本てんかんが起こってしまったのであれば、安全確保して様子を見るほかにありません…。
③発作後の動きも悪い
発作と思われる動作が収まると、発作前よりも足取りが覚束ない様子です。
やっと歩けるようになってきたのに元に戻ってしまいました。
ふらつきも落ち着いてきたのに、足取りに合わせてぐらついていました。
先ほどの発作とバランスの取りにくさで自分が弱っていると分かり、隙間に入って隠れようとします。
私たちも急な発作・容体の急変で神経質になりアタフタ対応してしまいました。
発症前と発症後で急な変わり具合だったので、ショックが大きかったです。
≪ 2日目 夜 ≫ 獣医師の診断
おかえり…。こはくはどうだった?
…てんかんかもしれないって診断された
聞いた瞬間に頭から振り払っていた最悪の事態が頭をよぎります。
てんかんも強く出る子は見ていて苦しいものです。
また、てんかんが腫瘍など脳からくる病気の前触れだったら、と不安でした。
てんかんだけなのかな
ほかにもふらつきとか出てるし…
脳の病気からくるものだとしたらどうしよう…
- 給餌と投薬のことについて
- またてんかん発作が…
- 飼い主の気持ち
①給餌と投薬のことについて
もらっていたのとは別に、新しくもらった発作の粉薬を口から飲ませる必要がありました。
片方が抱っこして落ち着かせ、もう一人がシリンジを使って溶かした薬を飲ませるということになりました。
新しく粉の薬をもらったんだけど
今の状況じゃ自分で何か口にいれようとしないだろうから
飼い主が飲ませられるようにシリンジをもらったよ…
こころが苦しいけど、一人が押さえる役で一人が与える役だね…
悪化しないためにも責任を持って与えなきゃ
薬を飲ませるために必要なシリンジ(針がない注射器)をいただきました。
飼い主2人はどちらもシリンジを使っての飲ませ方は初めてで、飲ませやすいようにテーブルに乗せて飲ませます。
テーブルの上で挑戦してよかった…
暴れるところを抱えて対応できたし、薬を与えやすかった
床でやっていたら不慣れで手間取るし
腰をやられてさらにきつかっただろうね…
個人的な感想ですが、床でこの作業をするより台の上が断然やりやすいです。
こはくが動いても体が動かしやすい分、対応もすぐできたのが良かったです。
薬を混ぜた分が少し口から出てしまいましたが、なんとか飲ませられました。
②またてんかん発作が…
飲ませる間は体をバタバタ動かし降りようとして気分が高揚していた様子でした。
興奮もあってか、薬を飲ませた後すぐにまたてんかん発作がでました。
またてんかん発作だ!
急にテーブルの上で抱えられ、薬を入れられ何かスイッチが入ってしまったようです。
今度は20秒ほどの長さで手足をバタバタと動かす動きが見られます。
薬を飲んだ直後だから効く前だったのかな…
興奮してしまったのかな…
目の当たりにすると動揺と不安が一気に押し寄せてきます。
③飼い主の気持ちは「不安しかない」
どの飼い主さんも起きてしまったら唐突なことで不安に感じると思います。
私たちもそうでした。
このまま食事や水分をとろうとしなかったら…
こはくがずっとつらい思いをするのかな…
治ったとしても、後遺症が残ったら…
考えすぎるのはやめよう
ここで自分たちが体を壊したら元も子もないよ
きっと皆さまも飼い猫がてんかんになってしまったらいろいろなことを考えてしまうと思います。
私たちも晩御飯を食べている時は、ただひたすら通夜のような重苦しく悲しい雰囲気になってしまっていたと思います。
考えるのは悪いことばかりでした。
もちろん一番つらいのはこはくですし、獣医師の先生と連携をとりながら、薬をしっかり続けていくしかありません。
この時に飼い主が体調を崩さないように自分の体も気に掛けて欲しいです。
私たち2人は気を揉みすぎてお互い睡眠が取れず、疲弊してきていました。
何かあった時に運転ができなかったり、正常な判断が取れないのはかなりきついです。
そして余計にメンタルの調子が崩れてしまいます。
愛猫の体調が心配過ぎるのも心が痛いほど分かりますが、猫ちゃんのためにも自分の体を整えることを覚えていてほしいです。
不安要素を書き出し気持ちを切り替える
その子の症状によって飼い主の不安要素が変わってきますが、わが家では4つの不安がありました。
発作のことから長期を見据えた不安までさまざまです。
もし同じように「猫の症状で不安に感じる」と思う飼い主さんがいれば、不安な所を文章にして書き出してみてください。
難しければ箇条書きや思いついたことを書いていくだけでも◎です。
不安要素を客観的に見ることで、不安が和らぎます。
実際私はこのブログを一心不乱に書き、症状や様子をまとめることで良くなっている変化に気付いたり
かかりつけ医への相談に役立てることができました。
- また発作にならないか
- 食事や水をとらなかった場合はどうするか
- 後ろ足の経過が良くなるのか
- 今後症状がよくなっていくのか
当時まとめた不安がこれら4つです。
①また発作にならないか
3回目の発作はシリンジでの対応直後に起こってしまいました。
こはくの負担になることや気持ちを高揚させてしまうことで発作がまた起きないかが心配でした。
薬を飲んでもらいたい。
しかし、シリンジの飲ませ方は興奮して発作が起こってしまうかもしれない。
飲ませた直後に発作が起こったらまたありそうだよね…。
違う方法がないかな?
次診てもらった時に発作があったことと状況を説明しよう
どうして発作が起こったかわかるかもしれない
シリンジを使う以外に方法がないか考え、食べられるなら食事に混ぜてみて対応してみることになりました。
また、発作のタイミングに関しては獣医さんに相談する方向で保留になりました。
② 食事や水を摂らなかった場合はどうするか
やはり食べなければ栄養がとれず痩せます。
また水分がないと腎臓にも負担が来ます。
眼振やふらつきも気になりますが、回復のためにも今後のためにも必須になる部分です。
何とかして栄養と水分をとってもらいたい…
病院で補液を注射してもらったことで、この日の水分の確保は出来ていました。
家にある総合栄養食はカリカリだったので、工夫して食べさせるようにしました。
手にカリカリを乗せて口元まで運んだら少しだけ食べたよ!
工夫して何とか食べてもらう作戦です。
③後ろ足の経過が良くなるのか
前脚はまだ力が入っていますが、ふらついています。
自分でも体の異常に気付いているのか歩こうとしません。
筋力が落ちてなのか、足の神経にも何か問題があってなのか…。
こはくの場合はいままでの動きを観察すると力が入らないといった感じです。
少しずつ経過が良くなってくるのかなと思います。
同じような症状で心配な方はかかりつけ医に聞いてみましょう。
総合的な判断で可能性を伝えてくださいます。
④今後症状がよくなっていくのか
こちらも今後の事ですが、完治するか心配でした。
同じ症状で検索からこのブログを見つけてくださった方も不安に思うかと思います。
この時点ではかかりつけ医もまだ判別のしようがありませんでした。
症状があらわれてまだ2日しかたっていないのでどんな病気かすぐ診断できません。
私たち飼い主2人も不安になりすぎていろいろなサイト・ブログを拝見しました。
やっていて良かったと思うところもありました。
- 可能性のある病気にめぼしがつき、少し気持ちが楽になった
- 症状をまとめていたことで症状の把握をしっかりすることができた
やはりある程度めぼしが付くと気が落ち着きます。
食欲不振や発作、ふらつきなどいろいろ不安はありました。
かかりつけ医と十分話し合い、調べたりまとめたりすると落ち着き、メンタルが少しずつ安定してきます。
≪まとめ≫
今回の発作がもう起こらなければ、と何度も考えてしまいます。
ですが起こることでの動揺は「落ち着こう」と思っても出来ないものです。
愛猫に少しでも回復してもらえるよう、そして飼い主さんが心配になりすぎて同じく体調を崩さないよう、環境を整えていきたいですね。
【追記】
下記のリンクに項目ごとの回復経過と日数をまとめた記事を用意しました!
ぜひ参考になさってください!
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