前回の記事に引き続き、こはくの経過を書いていこうと思います。
今回は経過のほかに、可能性としてでたFIPとは何か調べたうえでの簡単なまとめもしています。
前庭疾患などほかの項目から来て、FIPとは?と疑問に思った方向けです
簡単な説明になっています
こんな方向けに作りました。
- このブログで初めてFIPって知ったけど何?と疑問に思った方
- 猫の症状とFIPの症状を比べて考察?どんな風に考えたの?な方
- 発熱後どんな感じになったの?と思う方
月曜日になったのでかかりつけの病院に朝一で行きました。
前庭疾患の経過を時系列にまとめています。
≪ 〇 ≫の表記は〇日目となっています。
≪ FIPとは? ≫ 簡単なFIPの説明
前回の記事でFIP(猫伝染性腹膜炎)という病気が出てきました。
調べてこの記事にたどりついた方は他のサイト・ブログにて調べられたかと思いますが、こちらでは疑われるこはくの症状も交えて考察をしています。
ほかの項目から「FIPって何?」となった方飼ったことがない方・知らない方向けにまとめもしていますので良ければそちらからご覧ください。
FIPをご存じの方は≪FIPなのか?≫の項目からどうぞ!
FIPのタイプ
こちら、もし本当にFIPだとしたら絶望的な病気です…
この病気は致死率ほぼ100%の助からない病気です。
その中でも2種類のタイプと両方の症状のどれかが出るような複合タイプがあります。
2種類のタイプとしては
①ウェットタイプ…炎症によってお腹や胸に水がたまる。
②ドライタイプ…てんかん等神経系の反応。肉腫が臓器にできたりする。
となっています。
のちにもう片方の症状に変わっていったり、同時に症状が出たりとするようです。
どちらにも出る症状
共通の症状として出てくるのが
・食欲不振
・下痢
・嘔吐
・発熱
等があげられます。
これらは初期の症状として出てくることが多く、今回のこはくのケースでは食欲不振と発熱が該当していました。
ですがこの症状が現れたからといってFIPの可能性が高いわけではありません。
症状に合わせ検査をしたりレントゲンを撮ったりして、総合的に獣医師が判断してくれます。
≪ FIPなのか? ≫ 状況や症状から考察
こはくの場合なのですがFIPの元となる猫コロナウィルスをもらいやすい環境で、突然変異しやすい体調でした。
生まれた時から多頭飼いの環境
こはくは保護猫です。
生まれてからの経緯としてはずっと室内飼いの環境でしたが、常にほかの猫と過ごしていました。
保護団体に引き取られる前もですし、保護されてからは100匹以上の環境の中にいました。
詳しい経緯はこちらに書いています。
保護団体の方は猫エイズや猫白血病などしっかり検査してくださっています
ただ猫コロナに関しては持ち合わせている猫がかなりの確率なので難しいようです…
猫コロナウィルスの詳しいことは下記でもまとめています。
このウィルスは「親からもらう」「けづくろいしあう」等、経口接触にて感染していきます。
なので関わったことのある猫が1匹でもこのウィルスを持っていれば、罹っている可能性が高いわけです。
多頭飼いの場合、どの子か一匹でも感染していればそこから広がっていくんですね…
慢性鼻炎を患っていた。
この猫コロナウィルスはほぼ無害です。
突然変異で強くなってしまったために高い致死性となるFIPに変化していくとのことです。
イメージとしては症状が弱い風邪が急に強くなり肺炎になってしまった、という感じでしょうか。
毎年流行のインフルエンザも人によっては重症化する方がいますよね…
ウィルス自体は持っていても状況や確率で悪化するわけです
その子の免疫力があるかどうかも関わってくるとのことでした。
こはくは保護団体から譲っていただいた時から慢性鼻炎を患っていました。
治療を続けているのですが中々治らないんです…
とお話もいただき、薬は継続して飲ませていました。
ですが「治療しても中々治らない」ということは、免疫力が低下しているということではないか、と思いました。
このような経緯から、ほぼ間違いなく元になる猫コロナウィルスは持っているなと考えました。
合致する症状と疑問に思う点
猫コロナウィルスが突然変異するのはいつか分かりません。
基本は無害で、場合によっては変異前は下痢で済むようです
さらには変異しない可能性も大いにあります。
ただ発症する場合、1歳未満の猫が多く、次いで3歳までの猫と高齢の免疫力がない猫が罹っているようです。
こはくの場合は当時1歳と11か月でした
年齢から考えてもまだ発症する可能性はある用でした。
現状でのこはくは「40度以上の発熱」「食欲不振」「前庭疾患などの神経系」「医者が気にしているたんぱく質の値」で症状から見るとFIPではと不安があります。
ただ、発熱や食欲不振は初期症状ともありました。
抗生物質が効かないと獣医さんに監修されているサイトやブログもお見掛けします。
…慢性鼻炎のお薬は抗生物質だし、飲んだ後鼻水が落ち着くから効いてるけど…
解熱剤や慢性鼻炎のステロイドは効いているようにも見えるので、その点が疑問でした。
また、先に前庭疾患の症状が来ているのでそこが気になっています。
こはく、眼振・斜頸といった前庭疾患が先だよね…?
FIPドライタイプの場合、その症状は初期症状後だよね…?
ですが場合によっては今回の発熱で変異した可能性もあります。
検査結果がでるまでは、この時期では何とも言えないところがありました。
かかりつけ医の判断を信じよう…
ちゃんと検査と症状を加味して判断してくれるはず!
≪ 20 ≫ かかりつけの見解
獣医師さんに相談
41度の高熱があったこと、別の病院で検査をしたところタンパク質が高いので検査をした方がいいと言われたことをお話しました。
●●病院で検査をしてもらった結果、タンパク質が高いと…
かかりつけ医は血液検査の表を見ながらも処置をしてくれました。
ふむふむ…確かに検査結果は高めではあるけどね…
下剤の処置をしてくれたんだね
はい、その場で座薬を挿してもらいました
熱は…ふむふむ…平均よりはちょっと高いけど平熱かな?
ここ数日、猛暑だったからねぇ
日曜の先生は熱中症ではないことを言われましたが、かかりつけの先生はその可能性も含めています。
あの…FIPの可能性の事もお話しされたんですが、どうなんでしょうか?
うーん…その場合もあるけど…断定はできないよ
抗体値検査やレントゲンができるけど、やってみる?
FIPの可能性も言われたことを伝えると確かにその場合もあるけれど、ただ数値が高くて違う場合もあるし…と言われ、レントゲンや抗体検査も出来るからやってみるか聞かれました。
よろしくお願いします
二つ返事でお願いしました。
この日の検査について
今回は抗体値検査とレントゲン、そして最後に食べられていない分の補液で終わりました。
抗体値検査は…
首にエリザベスカラーを巻かれて右腕の一部をバリカンで見えるようにし注射。
看護師さんがしっかりと動かないようにしてくれました。
結果がでるのに1週間かかりますので、届くまで待ちます。
レントゲンは…
注射後機材のある部屋へこはくだけ運ばれ、出来たらレントゲンを見られる部屋へ通されます。
胸とお腹のレントゲンを見せてくれましたが、水が溜まっている様子もなくウェットではないと説明も受けます。
最後は補液も皮下注射し、ロイヤルカナンの缶もいただき終わりました。
≪ 20 病院後 ≫ 移動式クーラー導入
帰宅後もまだまだ暑く、窓を開けたりして必死です。
こはくパパはいい方法がないか電気屋へ車を走らせました。
エアコンがすぐ取り付けられればいいけど、この暑さ…。
みんな考えることは一緒なはずで、まずあるかどうかさえ怪しいです…
ご飯を食べられるようになった
この日から食べた分量と水分量を何かあったとき用にメモしていきました。
こうすることで次にかかりつけ医からどのくらい食べたか聞かれた時にサッと答えられます。
下記のように取り組んでいきました。
- こはくの必要カロリーを忘れないようメモの一番上に記載
- 食べた分を都度グラム数と共にカロリー数を出す
- その日どのくらい食べたか合計を出す
その日の食べた量が一目瞭然になりました。
この日からまたロイヤルカナンの退院サポート食となりましたが、以前にも書いたように匂いがしっかりとついているため食いつきがいいものです。
帰宅してすぐの1回目は少しでしたが、2回目以降は食欲が戻ってきています。
最終的に1缶少し残すくらいの量を1日で食べることが出来ました!
水分はとらなかった
いつもの流れる給水器も用意しましたが、どうにも自分から水分を取りません。
うーんみずも飲んでほしいけど…
缶の表記を見たら水分量も結構あるね
補液もしてもらったし十分なのかな?
退院サポート食には水分が70%以上入っているのでそこで水分を取れている感じです。
また、この日は補液も入れてもらっているので足りている状態でした。
排泄もなし
…排泄いつあったっけ
熱が出てから出ていないよね…
いや、人間も食べてないと出ないしそれだよ、うん
前日食の進みも悪かったことがありましたが、最近排便がないと思っていました。
食事量等色々な原因で数日出てこないことがあるようです。
この日はたくさん食べられたので、数日食べるのが続いても病院に行かねばならないと思いました。
また、FIPの症状として下痢もあります。
形状など状態はしっかりと確認する必要がありました。
移動式クーラー導入後
お昼すぎ…電気屋から帰ってきたこはくパパが移動式のクーラーを買ってきました!
移動式のクーラーならあったよ!!
みんなが探しているだろう中良く見つけたね?!
普通のクーラーより劣るそうですが、しっかり涼しい風が入り、何とか室温を下げることが出来ました。
こはくも少しずつ元気になりホッとしています…!
部屋が快適になるにつれて食欲も増してきました…!
猛暑はどの生き物もつらいよね…!(泣)
≪ まとめ ≫
FIPは非常に怖い病気ですね…。
突然変異するかどうかはもう時の運としか言いようがありません。
発症しないためにも、猫にとって快適な環境にしてあげたいですね!
今回の考察は自分が冷静になれるよう考えた時に気付いたのですが…。
うーん?
調べた症状と違うところがあるな…
と思って考えと共に載せてみました。
しっかりとした判断は獣医師の方に任せる必要がありますが、自分自身も症状など頭に入れておくことが大事だと思いました。
検査結果は1週間とのことでまだわかりませんが、わかりましたら結果と共にまた引き続き経過を載せていきます…。
【 追記 】
検査結果が出ました!
下記リンクにて分かりやすいように数値を記載後、結果を発表しています。
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