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ペットが前庭疾患!?実際の症状とやってよかったこと2つ、経過をまとめ

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前庭疾患
この記事は約9分で読めます。
  • 前庭疾患はどんな症状?
  • 前庭疾患を患った猫の様子は?
  • しておいてよかったことは?

皆さんは飼っている猫が突然ふらついたり倒れたりしたらどうしますか?
いざとなると急に対応できない方も多いのではないでしょうか。

私もその一人でした

実際の声を知りたくて、当時は他の方のブログをひたすら調べました。

「せめて症状でも」
「やってよかったことは…」
「どのくらいで治る?」

自分以外にも不安に思う人はたくさんいるはず。
そんな人に何か残せるのではと思い、前庭疾患の様子を記事にまとめました。

落ち着くまでの流れはブログ内で前庭疾患タグでまとめています。
一つの事例として、同じ症状が現れた猫ちゃんのための参考になれれば幸いです。

突然の体調不良

前庭疾患にかかったのは愛猫のこはくです。
保護団体から譲り受けた猫で、当時猫風邪を治療中でした。

その症状以外は特に何もなく過ごしていたのですが、症状が急に現れました。

【一日目 朝】

初日朝の気づきになります。
前日はいつものように元気でした。

大変!こはくの様子が変なんだ!

突然体調不良のことを聞かされ飛び起きました。
先に起きたこはくパパがいつもと違う様子に気づきすぐ知らせてくれました。

目が左右に動いててふらついてる

すぐ倒れちゃう…!

早朝だったため、かかりつけの病院もほかの病院も閉まっている状態でした。
急なことで不安になりましたが、開くまで待つことに。

気が気でありませんでした。

症状とやってよかったこと

この時のこはくの主な症状は4つでした。

  • 目が左右に動く
  • 首をずっと動かす
  • 足元がふらつく
  • 横転する

明らかにいつもと違う様子なので分かりやすいと思います。
実際の症状は下記にまとめました。

主な症状4つ

【眼振】

ずっと目を左右に動かしていました。

一点に留まることはなく、常に動いています。
目の動きで抹消からくるものか脳からくるものか判断材料になるそうです。

上下か左右かしっかり見た方がいいですね

こはくの場合は左側へゆっくり動かし、戻すように右へ視線を向ける感じで、左右に動いていました。

【首を左右に動かす】

首も左右に動いていました。

こはくも辛いのか座ることが多かったです。
それでも小刻みに動いています。
動き回るともっとひどく、ゆらゆら大きく頭を揺らしていました。

体のふらつきも揺れる原因に含まれそうです

【足元がふらつく】

歩く姿は覚束なです。
転んだりぶつけたりしないかと一挙一動にヒヤヒヤしっぱなし。

スイカ割りの時にバットを軸にグルグル回りますよね。
その後動いてもまっすぐは動けません。
足取り怪しくフラフラ前に進むことになります。

そんな動きがずっと続いているような状態でした。

バランス感覚が取れていない感じです

【横転する】

他の症状もあってかすぐ転びました。
動こうとするとバランスを崩してしまいます。

安全な場所に逃げようとするのですが、高い所に登ろうとして慌てて止めました…。

やってよかったこと2選

病院が開くまでずっと不安でした。
そんな中で「これはしよう」と感じたものもあります。

やってよかったことはこちらの2つです。

  • 危ないものをよけた
  • 動画を撮った

1つは二次被害を防ぐためにやってよかったと思うことです。
もう1つは獣医師さんの判断基準になります。

どちらも大切なので同じような症状な場合はこちら2つを行ってみてください。

【危ないものをよけた】

横転するなら危ないものをよけましょう。
猫が移動する範囲で硬いものがあったら取り除き、横転によるケガを防ぎます。

横転で二次被害が考えられます

何もないフローリングでも転びます。
固い床に頭をぶつける場合もあります。
そのためクッションや座布団など使い、周りを安全にしました。

行きたがる所お気に入りの所は特に気に掛けてください。

【動画を撮った】

目の揺れとか動画で撮ろう…!

獣医師の判断の一つになるかもしれない!

症状がうまく伝えられるか分からなかったので動画を撮りました。
見てもらえれば一発で分かるのがいいところですね

動画はどんな動きかすぐ共有できます。
獣医師さんの貴重な判断材料になりますね。

病院後の経過

【1日目 夕~夜】

病院では見てもらった後に皮下注射で補液を打ってもらいました。
補液は症状や状況に合わせ栄養水分を混ぜた液です。

当ブログでは今後「補液」の記載で統一しています

病院から帰ってきたあとの経過については下記の通りです。

  • 眼振・首の動きは落ち着く
  • ほぼ絶食・絶水
  • 隠れる、逃げる

眼振・首の動きは落ち着く

首が座り、眼振も落ち着きました。
打った注射が効いてきたようです。
首の揺れは多少落ち着きましたが、よく見ると若干動いています。

眼振は落ち着いたものの、動き始めると体が揺れてしまいます。

朝ほどではないですがバランスはうまく取れていません。

こはくもあまり自ら動こうとはしません

この時期はなるべく安静にしているのが良いと思います

ほぼ絶食・絶水

具合が悪いためか、生きるために必要な水分補給すらしようとしませんでした。
好きなカリカリやチュールでやっと少しだけ食べた程度です。

獣医師から聞いた所、目が回っているような状況だから水分がうまく飲めないとのことでした。

人間でも目が回る時に水飲め、はつらいよね

病院で補液をしていただいてるので、最低限は取れてるのが救いです。

隠れる、逃げる

こはく自身も体が思うように動かせないと感じているようです。
帰宅後はソファの下に隠れました…。

帰ってきた時、ゲージに戻せばよかったと後悔しています。
ゲージにいればぶつかって大けがすることもないですし、視診もしっかりすることができます

狭い所に入られてしまえば何かあった時に助けることも出来ないです。

体調不良になった場合、狭い所に隠れられると対応が難しいです。
ゲージに入れることをお勧めします。

2日目の変化は?

【2日目 朝】

何かあってはと思い一人1階のこはくがいる所で睡眠。

心配過ぎて飼い主2人は心労と睡眠不足で疲弊しながら過ごしました。

横転や体調の悪化が心配過ぎました…

動き回らなくても大丈夫なよう、可能であればゲージに一度戻すのをお勧めします

症状も落ち着いてきたようですが、薬が苦いのかなかなか食べようとしませんでした…。

引き続き、症状回復したところなど、下記にまとめていきます。

  • 餌は少量食べた
  • 薬が飲めない
  • 昨日よりバランスが取れた
  • 眼振はまだあり

餌は少量食べた

2日目は何回かに分けてカリカリを食べられました。
通常の量には届かないですが『回復してるのでは』と希望を感じました。

水がなかなか飲めていなかったため、水分補給用のものを代用してみました。

水分量は足りないと腎臓などに負担がかかります。
変化がないか常に様子を見ていきます。

まったく食べないと内臓にリスクが付いてきます

また、体重に合わせて必要水分量を調べておくのも良かったです。
少しでも必要量に向けて水分を飲ませていきたいですね。

薬が飲めない

薬はチュールに混ぜ何とか食べられるよう工夫しました。

薬はビタミン剤ですが、味があって分かりやすいのかばれます
においを嗅いだりなめたり入念なチェック。

混ぜたのにすぐばれます

ジッと見て確認されます

そんなに苦いのか…

しぶしぶという感じで食べ進めがよくなかった…!
できるのであれば直接口の端から入れて飲ませたい所です。

昨日よりバランスが取れた

1日目に比べて徐々にバランスがとれるようになりました。
2日目は倒れそうだけどなんとかこらえるといった感じです。

すぐ横転していたので心配していました…

この回復は嬉しかった!

ですがまだふらつき自体はしているので、予断は許さないという感じでしょうか。

眼振はまだあり

うーん

夜より目の揺れが強くなったね…

そうだね

初日よりはひどくないけれど心配だね…

1日目ほどではなく、よく見るとかすかに目を左右に動かしている程度です。
首の動きはほんの微かな揺れです。

眼振の程度をランク付けすると…

1番酷い:初日の朝
中間程度:2日目の朝
1番軽い:病院後

このような感じです。
眼振は治るまでに少し波があるようです。

不安ですが、引き続き視診をしっかり行うようにしました。

まとめ

初めてのことはかなり動揺しますよね。
私も同じで、不安から他の方のブログを必死に探しました。

同じく不安な方と猫ちゃんのために、こはくの経過が力になれれば幸いです。

さっくりとこの記事の内容をまとめましたので、振り返りがてら見てください。

【主な症状4つ】

  • 眼振(目が左右に動く)
  • 首をずっと動かす
  • 足元がふらつく
  • 横転する

こちら4つが前庭疾患と診断された時のこはくの主な症状です。
目に見えていつもと違う感じになるので、飼い主の動揺としては半端ないです…。

【やってよかったこと】

  • 危ないものをよけた
  • 動画の撮影

2次被害を防いだり、獣医師さんに情報を共有するために行いました。
この2つはやって本当に良かったと思います。

【病院後の経過】

  • 眼振:回復に波有り
  • 首の動き:徐々に収まる
  • バランス:少しずつ取れる
  • 食欲:食べる飲むが難しい

【眼振】
眼振は朝になると少しぶり返す感じです。
やはり初日の朝が一番酷い揺れです。

【首の動き】
首の動きは初日が目立ち、診察後は落ち着いているように思います。
眼振とリンクし朝に少し見られました。

【バランス】
初日が一番酷く、横転しました。
他症状に合わせ良くなる感じがあります。

【食欲】
症状があるからこそ食べられない、飲めないといった障害もありました。
水が飲めない場合は病院の補液など対応が必要です。

初めてだとかなり不安になりますよね

お気持ち分かります…

3日目の記録もご用意しています。
時系列でまとめているのですがどうしても長くなってしまいます。
そのため、回復まで記事を分けて書いています!
気になる方はサイト内のメニュータグ、下記より知りたいリンクへ飛んでいただければと思います。

他のリンク

次の記事はこちらになります。

猫こはくの場合のてんかん発作様子と不安要素4つ
3回目のてんかん発作が起こりました。こはくの場合の発作の様子と、不安を少し解消するために調べたりまとめたりすることで気持ちが楽になったことを書いています。

前庭疾患全体の記事があります。
症状ごとにまとめ回復経過もまとめ、実際の経過リンクも貼り付けています。

前庭疾患はどう回復する?実際の経過を6項目に分けてまとめ!
ある程度度の症状も落ち着いたので、どのように治っていったか項目ごとにまとめてみました!「この猫ちゃんこういう風に治っていったんだ!」と具体的な流れが分かるようにしています。

「病院選びも不安がある…」
そんな方向けにひたすら病院通いした経験から選び方もまとめています。

猫の病院どこに決める?わが家の経験と重要視したいポイント
今回の前庭疾患でかかりつけの先生には大変お世話になりました!「この先生いいな!」と思うところに獣医さんを選ぶポイントがあると思い、重要視したいところをまとめてみています。

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